iPhone12 Proの分解レポートを分かりやすく解説してみる
どうも、ひつじ(夫)です。
突然ですが、皆さんはどんなスマートフォンを使ってますか?
iPhoneやGalaxy、Arrowsなど色々な機種があるかと思いますが、その中身ってどうなってるか気になったこと、ありますよね。
ありますよね??
そんな、スマートフォンの中身が気になって夜も寝られない皆さんのために、「iFixit」をご紹介したいと思います。
iFixitって?
iFixitは、カリフォルニアに本社を持つベンチャー企業です。
主に、色んな装置の修理をするための器具などを販売しています。
そんなiFixitですが、ホームページ上で様々な話題の装置を分解して解説しています。
特に、スマートフォンやゲーム機は、発売されたらすぐiFixitによって分解され、「修理のしやすさ」でスコアを付けられるのが恒例行事となっています。
という訳で、実際にiPhone12Proの分解している様子を見ていきましょう。
ちなみに、なんで僕がこんな話をしているかと言うと、実は僕が仕事で電子部品の業界に携わっているからです。
仕事の勉強でこういう解説モノを見たりするんですが、全然興味がない人が見ても、
「へぇ~こんな感じなんだ~」
って感じで興味を少しでも持ってもらえたらいいなと思い、記事にしてみました。
今後も定期的にiFixitからパクって引用して記事を作りたいと思います。
iPhone12 Proの分解
手順① ディスプレイを取り外す
まず、充電口にあるネジを外し、特殊な吸盤とギターピックみたいなやつでディスプレイを取り外していきます。
iFixitのエンジニアにかかれば、もう手慣れたゲームらしいですね。
楽しそうで何よりです。
続いて、本体とディスプレイが接続されている部分を取り外します。
この辺りもかなり細かい作業になりますね。
ディスプレイを外すとこんな感じ。
iPhone12も12 Proも、見た目に差は無いですね。
リンゴのマークが目立つ、一番大きな黒くて細長い物体が、バッテリーです。
それ以外にも黒くて四角いものが幾つもあると思いますが、ほぼ全て電子部品です。
電子部品とは何ぞやって話をしますと、我々の生活を便利にしてくれる、縁の下の力持ち的な存在です。
こうした小さな部品の1つ1つが、Wifiと接続してくれたり、スマホを傾けたら画面も横向きになるようにしてくれたり、ワイヤレス充電を可能にしてくれたりしているのです。
スマホだけでなく、パソコンやテレビ、洗濯機や車など、我々の生活はこうした小さ~~な電子部品の発展が支えているんですね。
手順② バッテリー周りの部品を取り外す
次は、バッテリーを取り外すために、まずその周りの部品から取り外していきます。
iPhone12と12 Proとで、カメラの部品に違いがあるのが分かりますね。
(画像の左下です。)
iPhone12 Proでは、普通の12と違ってLiDAR(Light Detection and Ranging)スキャナなどを採用していて高機能なので、その分だけ部品も多くなっているのです。
普段、何気なく使っているカメラやスピーカーも、こんな小さな部品なんだと驚く人も多いのではないでしょうか。
手順③ バッテリーとその他の部品を取り外す
さて、次にバッテリーを取り外していきます。
バッテリーはどうやら12も12 Proも全く同じものらしいです。
バッテリーを外したら、ロジックボードと呼ばれる部品も外します。
ロジックボードとは、先ほどご紹介した電子部品がたくさん搭載されている集合体のことです。
iPhoneのように、高機能かつ小型な装置となると、ロジックボードの密度も凄いことになっています。
色が付いている部品はあくまでもごく一部でして、実はとんでもない数の部品がひしめきあっています。
ここまで電子部品を密集させるのは本来なら非常に難しく、Appleの技術の高さがこんなところからも知ることができます。
で、最後にワイヤレス充電のためのコイルと呼ばれるまん丸の装置をベリっと外して、分解が完了です。
さて、いかがでしたか?
「こんな小さな部品が、色んな生活の便利な機能を支えているんだな~~」という風に少しでも興味を持ってもらえたらハッピーです。
ちなみに、このiPhone12 Proの修理の難易度は・・・
基準がさっぱり分からん
気になる方は是非ご自身でチャレンジしてみてください。
ではまた、次回をお楽しみに (°▽°)メェ~